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11月も後半に突入し、ミラノではイタリアサッカー伝統の一戦『ミラノ・ダービー』がいよいよ2日後に迫り、スポーツ新聞、テレビやネット上でも話題になっています。

そこで、今日はミラノ市内からサンシーロ・スタジアムへの行き方をご紹介したいと思います。

まずは一番確実で早い方法~地下鉄です。

ミラノの地下鉄は現在4路線あるのですが、その中で2013年に一部区間だけ開業した最も新しい5号線・M5〔通称リッラ線〕が、2015年4月末からサンシーロ・スタジアムまで延長されました。

ミラネーゼにはLinea Lilla(リネア・リッラ)と呼ばれ、ご覧のように標識や手すりの色まで全て藤色で統一されているので、乗り換えの際なども一目瞭然で分かりやすいですね!

こちらは、スタジアムの最寄り駅、5号線の終点サンシーロ・スターディオ<SAN SIRO Stadio>です。改札口はもちろん自動改札になっています。

この5号線は最新なだけあって、プラットホームにもホームドアが取り付けられていています。これを初めて見た時、まるで東京にいるかのような錯覚を起こしました(笑)

そして、それだけではないんです!これはイタリアではもちろん初めてだし、ヨーロッパでも珍しいと思うのですが、自動列車運転装置を採用している。。。つまり無人運転なのです!!東京では、ゆりかもめ線やディズニーリゾート線がそうですが、地下鉄で自動運転というのは私にもちょっと新鮮に映りました。

こちらが車内の様子。。。デザインもシンプルで機能的な感じです。

写真の奥、つまり先頭車両当りの方をよーく見て頂くと分かるのですが、運転席がないのでトンネルの中が丸見えです。👀

さて、何だか地下鉄レポートのようになってしまいましたが、肝心なサンシーロ・スタジアムへの行き方に話を戻しますね。

改札口を出ると、ご覧のように出口<Uscita>と一緒にStadio Meazzaという表示が出ています。そして、地上に出るとすぐ目の前に巨大なスタジアムが現れるので、迷うことはありません。

実は、スタジアムのある辺りがサンシーロという地域なので通称でそう呼ばれているのですが、正式なスタジアムの名称はStadio Giuseppe Meazza(スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ)と言います。

この地下鉄5号線・M5へは、中心部、例えばドゥオモからなら1号線・M1〔赤ライン〕のロー・フィエラ<Rho Fiera>方面(M1は二手に分かれているので行先に注意!)に乗って8つ目のロット<Lotto>駅で乗換える方法もありますが、試合のある日はロット駅で既に満車の可能性が高いので、遠回りのようでも3号線・M3〔黄ライン〕のコマジーナ<Comasina>方面に乗って6つ目のザラ<Zara>駅で乗換えた方が無難でしょう。また、中央駅からなら2号線・M2〔緑ライン〕に乗ってガリバルディ<Garibaldi>駅で乗換えられます。

詳細はこちらのミラノ地下鉄路線図を参照して下さい。

余談ですが、ミラノ発の地下鉄1号線・M1は1964年に開業と歴史があり、2号線・M2はその5年後の1969年開業、3号線・M3は少し遅れて1990年からです。

そして、なぜ4本目が5号線かというと、4号線は現在まだ建設中で開業予定はだいぶ先の2022年なのです。つまり先に5号線が出来てしまったという、何ともイタリアらしい話です(笑)

さて、試合のある日にはこの地下鉄も満員電車となりますので、時間に余裕をもって向かうことと、切符は往復で買っておくか1日券を入手しておくようにして下さい。ちなみに、往きは時間帯がばらけるのでさほどでもありませんが、試合が終わってからは帰る人が集中して駅に殺到するので、地下鉄の外から入場制限がかかり、ホームに辿り着くまでにかなり時間がかかることを覚悟しておいて下さい。

特にダービー戦などのビッグマッチになると、8万人収容のスタジアムが満員御礼になりますから、大混雑は必至です!地下鉄内のスリにはもちろんのこと、ナイターなので、ホテルなどへたどり着くのは深夜近くになりますから、帰り道にも十分に用心をされて下さい。

地下鉄案内が長くなりましたが、もう一つ公共の交通機関で行く方法にはトラムがあります。

以前、こちらのブログ記事で最後の晩餐への行き方をご紹介したのですが、そちらと同じ16番のトラムの終点がスタジアムの目の前です。

こちらの写真は、サンタ・マリア・デレ・グラッツェ教会前の停留所ですが、このままこのトラムに乗っていけばスタジアムへ到着するので、ミラノの景色を眺めながら移動されたいという方にはお勧めです!

ただし、トラムは地下鉄と比べると一度に乗車できる人数が少ないので、試合のある日はかなりの乗車率となることは間違いありません!

またまた余談ですが、その昔、ミラノでチャンピオンズリーグの試合があった時に、ドゥオーモ前の広場からトラムに乗って当日券を当てにしてスタジアムに行こうと思っていたのですが、熱狂的な対戦相手(某イギリスの赤いチーム)のサポーターの勢いに圧倒されて、すし詰め状態のトラムに乗り込む勇気が持てず、泣く泣くスタジアム観戦を諦めた経験があります(苦笑)

ということで、ここまで公共の交通機関での行き方をご案内してまいりましたが、試合観戦へ行くにあたり、特にナイター(20:45キックオフなので終了は22:30過ぎ)の場合には、帰りの混雑とその足の確保(タクシーはまず捕まらないと思っていた方が良いでしょう)が心配されるところです。

ルイジーロでは、サッカー観戦チケットの予約手配とあわせて、スタジアムとホテル間の往復送迎の専用車手配も承っていますので、詳細はホームページよりお問い合わせ下さい!


ミラノでは早くも朝晩にセントラルヒーティングが入る季節となりました。

そんな10月の中旬に、ルイジーロとして初めて企画&手配をすべて一から行ない、私自身がスルーでアテンドさせて頂いたグループ旅行を実施いたしました。

行き先は南イタリア。。。プーリア州のブリンディシ空港から入り~レッチェ滞在、オストゥーニ散策やアルベロベッロ観光、途中バジリカータ州のマテーラではサッシの洞窟ホテルに滞在、その後カンパーニャ州のパエストゥムやアマルフィ海岸にも滞在し、最後はナポリまで...という盛りだくさんの9日間でした!

ことのきっかけは、今年の春に一時帰国した際、添乗員時代から彼此18年もお付き合いの続いているお客様とお会いした時・・・「長年なかなか実現できなかった南イタリアに今年こそ行きたい!」というご希望を伺い、その際にどうしても行きたいレストランがあるけれど、既成のパッケージツアーでは入っていないし、かといって個人で行くのはちょっと大変だから。。。ということで、私がルイジーロを立ち上げたタイミングだったこともあり、「ぜひ企画からアテンドまでお願いしたい!」とのお話を頂きました。

おおよその行程案をざっくり出した時点で、メンバーの方がご友人を誘われたり、私も以前ツアーでご一緒した他のお客様にお声をかけたところ、あれよあれよと3人からスタートした人数が最終的に11名まで増えて、ご覧のような大所帯に!

こちらは世界遺産のパエストゥム遺跡を観光し始めたところ、結婚式の撮影をしていたカップルに遭遇したので、お祝いを伝えようとしたら...流れで一緒に写真を撮ることになった貴重な一枚!

ギリシャ神殿を背景に、幸せいっぱいの新郎新婦を囲んで、私も含めたツアーメンバー全員が揃った記念の集合写真となりました♪

この日は直前まで小雨がパラついていたので、雨の中の遺跡観光になることも覚悟していただけに、奇跡的に晴れ間が出てきたのはこのカップルの幸せオーラのおかげかも知れません💓

こちらはアドリア海沿岸にあるポリニャーノ・ア・マーレにある洞窟レストランでの食事風景

随分と早く(5か月前)から予約を入れておいただけあって、グループでも海寄りの特等席を用意していてくれました!

こんなロケーションでのランチ、なかなか非現実的で素敵だと思いませんか?

こちらは宿泊施設もあるのですが、現在ホテルは改装中で2018年春にリニューアルオープンの予定だそうです!

そして、今回のツアーのハイライトでもある世界遺産のアマルフィ海岸~ここだけは絶対にお天気に恵まれてほしいところ。。。その願いも叶って、ご覧のように抜けるような青空☀

グループはポジターノに滞在していたので、アマルフィまでの往復を船で移動し、陸路移動とはまた違った海上からの景色を満喫できました!

ちょうど白い船の上の方にアマルフィ大聖堂の屋根と鐘楼が見えています。

アマルフィ海岸からソレントを経由し、ナポリへの移動途中では、ポンペイ遺跡と一緒に世界遺産に登録されているエルコラーノ遺跡に立ち寄りました。

ポンペイ遺跡はローマからの日帰りのオプショナルツアーなどもあり、既に行ったことのある方もいらしたので、あえてマイナーなエルコラーノ遺跡を組み込んだのです。

〔エルコラーノ遺跡でガイドさんの説明に聞き入るツアーメンバーの皆さん〕

そして最終日には、やはり世界遺産に登録されているカゼルタの王宮と庭園を見学しました。午後のフリータイムでナポリの歴史地区を訪れているので、こちらも数に加えると、なんと9日間で7つの世界遺産を訪れたことになります!(世界遺産を文中の緑字でハイライトしています)

振り返ってみると、初日から国内線が3時間以上遅れてホテル到着が深夜となったり、予定していたミニバスの故障のせいでスーツケースを車内に積み込んでの移動となったり、ところどころ雨に降られたり。。。と、旅につきもののトラブルは多少はあったものの、肝心なところではお天気にも恵まれ、参加されたお客様からは「満足のいく旅だった!」とのお声を頂戴できました(^^)

今回は参加メンバーが増えたおかげで、この行程を組むにあたり参考にした既成のツアーと比較しても、かなりお安い料金でご案内することができ(プラス円高が進んで尚更に!)、そのためか「ホテルそのものは期待していなかった...」というお客様もいらしたのですが、「どのホテルも非常に満足だった!」とか、「個人旅行でないと泊まれないような‘趣のある’ホテルが印象的だった...」といったお声が多く、これまでの経験値と第六感から選定したコストパフォーマンスの高いホテル選びも大当たりだったと自分でも納得がいっています。

何より個人の企画旅行の良いところは、お客様のご希望を直に伺って反映させることができるところです。さらに、選択肢があった場合には、そのメリットとデメリットの両者をご提示して選んで頂くこともできます。

私も今回、企画コンサルティングから始まって、ご提案、予約手配、そしてスルーアテンドまでをさせて頂き、皆様の生のご意見などをヒアリングさせて頂きながら、全体を通してたくさんのことを勉強させて頂きました。

ご参加いただいた皆様には、この場をお借りして、改めて心より御礼を申し上げたいと思います!

この学びを活かし、今後より充実したルイジーロ・ツアーを実施してまいりたいと思っておりますので、これからも宜しくお願い致します!


イタリア・セリエAの2016/2017シーズンも8月末から始まりましたが、来月後半にはイタリアサッカー伝統の一戦である「ミラノダービー」が開催されますが、日程は今のところ、11月20日(日)のナイトゲーム(20:45キックオフ)で組まれています!

ここ数年、成績が低迷気味でなかなか打開できずヨーロッパの舞台からも遠ざかっているミラン。。。そして、昨年終盤に追い上げてヨーロッパリーグの出場権は獲得したものの、一時期の勢いほどではないインテル。。。

そうはいっても、伝統のミラノダービーの雰囲気は格別!!

この日はイタリアのサッカーファンも注目し、ミラノ中がこの話題で持ちきりになります。

そして、日本人にとっては日本代表の2選手がそれぞれのチームに所属しているということで、毎回ピッチ上の「日本人対決」が見られるかどうかに注目が集まっています。

そうです、ミランの本田圭佑選手とインテルの長友佑都選手です!

日本でもスポーツ紙やネットニュース等で取り上げられているように、本田選手はこの冬の移籍話が噂されています。

なので、この日本人対決が見られる可能性(両選手が同時間帯に起用されれば)も、もしかしたらこの11月のダービーマッチが最後かも知れません。。。

サッカーファンなら、誰でも一度は見てみたいというこのビッグカードを、イタリアサッカーの聖地サンシーロ・スタジアムで観戦しませんか?

ルイジーロでは、オフィシャルのチケット料金に加えて手数料だけを頂戴するシステムでチケット予約の代行を承っています。

チケット料金は対戦カードによって3通りありますが、ミラノダービーの場合はメインスタンド1階席で120~250ユーロ、バックスタンド1階席で65~150ユーロの幅で座席によって異なります。

こちらに対し、ミラノダービーの場合は手数料1枚につき5,000円を頂戴しておりますが、もしチケットが取得できなかった場合は、全額お返し致します。

まだチケットの発売日は発表されていませんが、ダービー戦は発売されると直ぐに良い席から売り切れていきますので、早めにご希望をお知らせ頂ければ幸いです。

詳細がお知りになりたい方は、ぜひ直接ご相談ください!

メールアドレス:info.ruigiro@gmail.com

なお、試合日程については、実際には直前になって予定変更になる場合もあり得るので、観戦目的で旅行日程を組まれる方は、前後の日にちにゆとりをもってスケジュールされることをお勧めします。

ルイジーロのHPサイトでも、サッカーの専用ページを作成する予定なのですが、なかなか集中して取り組む時間がなくて。。。💦 今しばらくお待ち下さいませ。

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