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2026年の冬季オリンピックの開催地がミラノとコルティナ・ダンペッツォの2都市での共催に決定しました!まだ6年半以上も先の話ではありますが、今から楽しみで仕方ありません♫

イタリアでの開催は、2006年冬季のトリノ・オリンピック以来20年ぶりとなります。

さて、そのトリノで今年の12月5日~8日にフィギュアスケートのグランプリ・ファイナルが行われるのをご存知でしょうか?

スケートファンの方なら、既にカレンダーや手帳にマークを付けていらっしゃいますよね!

このチケットが間もなく(6月28日~)オンラインで発売開始となります。

最初に売り出されるのは「VIPパッケージ」という券種で、練習~競技会~エキシビションと大会中の全てのイベントを見学できる他、ラウンジが利用できて食事や飲み物にお土産付きと、まさにVIP待遇となっているようです!

続いて、7月19日~売り出されるのが「オールイベントチケット」です。VIPの特典はありませんが、大会を通しで見たい人のためのチケットです。

最後に、10月3日~ばら売りの「シングルチケット」が発売されます。こちらはピンポイントで見たい競技のみ観戦できるチケットとなります。

公式サイトは、イタリア語、英語の他に日本語があり、近年の日本人選手の活躍ぶりと、それに伴って日本人ファンがいかに多いかを物語っています。

チケットや開催情報などの詳細は以下からご覧になれます。

開催地のトリノは、ミラノから電車でも1時間強で移動できますし、日本からヨーロッパの都市で乗り継いで直接トリノ空港へアクセスする方法もあります。

12月の北イタリアはそれなりに寒いですが、航空券も比較的安く入手でき、街もクリスマスムードで溢れていますので、今回のスケート観戦と絡めてイタリア旅行を計画されてはいかがでしょうか?

ルイジーロでは、個人旅行の企画や予約手配、また必要な方のアテンド通訳も承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください!


先週末(5月10~12日)のミラノはちょっとしたお祭り騒ぎだったのですが、皆さんは「アルピーニ」って言われてもあまりピンと来ないですよね?

一言でいうと「陸軍山岳隊」の人たちのことを指しますが、イタリア陸軍の兵科の一つで、山岳戦を専門とするエリート部隊...語源はイタリア語で「高所」を意味するアルピーノ(Alpino)から来ています(その複数形でアルピーニとなります)。

歴史はイタリア王国成立直後の1872年に創立された王立山岳連隊にまで遡る事ができ、今日においては世界で最も歴史ある山岳部隊だそうです。

彼らは年に1回、イタリア中のアルピーニ兵やその経験者たちが一堂に会して祭りを行うという伝統があり、会場に選ばれた町では数十万のアルピーニ兵が訪れて再会を喜び合い、街頭は彼らを歓迎する住民とイタリア国旗で埋め尽くされるのです。

その92回目の集会の場として選ばれたのがミラノ・・・今年は「ナショナルアルピーニ協会」創立100周年記念と言うことで大掛かりなセレモニーが催され、ミラノの街中でお祭り騒ぎとなったのです。その数なんと50万人と発表され、色々な交通手段でミラノめがけて集まって来ました!

たまたま見かけたユニークなアルピーニたち。。。特徴的なの大きな羽根のついた山岳帽をかぶっているので、すぐに分かります。

「幼い時から山で暮らす者から構成される」という伝統が堅守されているため、他の兵科(砲兵や戦車など)とは違って軍管区内の定められた土地に住むイタリア人しか原則的に志願することは難しいらしく、そのため一族代々の生業としてアルピーニ兵を続けている一家も少なくないのだそうです。

戦のなくなった現代は、国境の警備や地震・水害などの災害地での援助活動で功績をあげたりと様々な活躍をしているそうです。

ホテル等の宿泊施設に滞在していた部隊や家族もいたようですが、ほとんどはキャンピングカーなどでやってきて、車の中やテントを張って寝泊まりをしていたようです。

日頃、イタリアの観光地などで軍服を着た兵隊の人たちを見かけることがあるのですが、観光客がうっかり彼らにカメラを向けたりすると怒られてしまいます。

ところが、アルピーニはとっても陽気で人懐っこいことでも知られていて、ご覧のようにカメラを向けると手を振ってくれました。

街の中心部でも、色々な催し物が開かれていました。スフォルツェスコ城の周辺は、まるでビアガーデンのように屋台が並び、バーベキューの煙でモクモクとなっていました!

大聖堂広場やガレリア内もアルピーニ達で溢れかえっていました!彼らも普通に買い物や観光を楽しんだのでしょう。

日曜日にはこの広場でパレードやセレモニーが行なわれたのですが、そのための観客席も設けられていました。パレードには8万人が参加して市内を練り歩いたので、中心部の交通機関も制限されていました。また、セキュリティの関係で、土日は大聖堂もテラスもクローズされたので、そうと知らずに来ていた観光客の人たちはガッカリだったようです。

街をあげての歓迎ムードは、市の交通機関の粋な計らいからも窺えます。

街中を走るトラムやバスも、この3日間は行先のところに「VIVA GLI ALPINI」(アルピーニ万歳)という表示が路線番号の横に書かれていました。

以上、イタリアならではの、ちょっとした歴史が垣間見られるイベントの様子をお伝えしました。


いよいよ「平成」もあと1週間余り。。。それに絡んで日本では大型の連休が控えていますが、海外旅行へ出かける方も多いようですね。

キリスト教の国では、今日は復活祭の連休です。英語圏ではイースターマンデー、ここイタリアではパスクエッタ(パスクワの翌日で直訳すると「小さなパスクワ」)と言います。

<老舗洋菓子店マルケージのカラフルに装飾したイースターエッグ>

イタリアの復活祭(☜クリック)については、2年前にこちらのブログで詳しく書いているので、是非ご参照ください!

この復活祭は、クリスマスに次いで宗教上の大きな行事の一つでもありますが、クリスマスと違って移動祭日(☜クリック)なので、旅行者の方は注意が必要です!詳細にご興味がある方は、以前のブログ記事をご覧ください。

上記の詳細記事を読んで頂くと分かるように、早い年は3月下旬の春分の日の直後ですし、今年のように遅い年は4月の下旬となります。そうすると、4月25日のイタリアの祝日(=解放記念日)と近いため、間の平日を休みにして大型連休にする学校や企業、商店などが多いのです。

そうでなくとも毎年、復活祭の連休に絡めて学校などは1週間くらい休みになるのですが、今年のようなカレンダーに重なると更に長くなり、9~10連休は当たり前といった感じです(笑)

さらに翌週中にあるメーデー(5月1日)の祝日を絡めたら、超大型連休にもなり得ます!!

一例として、こちらはドゥオモの真横にある飲食ビル内のレストラン(星付きシェフ監修のお店として人気店)なのですが、観光客の多い街の中心部にあっても何のその・・・働くスタッフの休暇を優先しての判断でしょうか!?

イースター休暇として4月19~28日の10日間お休みします、との案内が店頭に貼られていました!

せっかく美味しいイタリア料理を食べるのを楽しみに旅行を計画しても、お目当てのレストランがお休みだった💦...なんてこともあり得ますので、事前にチェックが必要ですね!!

大型連休に観光地の商店やレストランが閉まってる。。。なんて、日本だったら考えられないことかも知れませんが、ところ変われば事情も慣習も違うということですね。

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