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3回に渡ってご紹介している、ミラノ・イタリーの詳細レポート。。。最後は一番上のフロアーをみてみましょう。

まず、下の階からエスカレーターで上がっていくと『エノテカ・コーナー』(ワインショップ)になっています。売られているのは、イタリア全国からセレクトされたワインの数々。。。手頃なものから高級ワインまで幅広く揃っています。年代物の貴重なワインはガラスケースに入って鍵がかかっていました!

その時期のお勧めワインをその場でグラス買いして試飲できる『テイスティング・コーナー』もあります。ワイン好きな方は、旅行先のスーパーマーケットや空港などでお土産に買って帰られる方も多いと思いますが、同じ銘柄でもメーカーや年代で味が違ってくるので、こういう風に実際に味を確かめてから買えるのは嬉しいですよね!

このフロアーには、季節に合わせて、あるいは週末などに絡めて行われるイベントがある時は、特設ブースが置かれたりもします。私が訪れた時は、「世界のラヴィオリ」というテーマで、餃子も紹介されていました。

そして、このフロアーのレストランについては昨日のレポートの中でも触れましたが、そのレストラン・エリアのさらに奥の方へ行った所に、ここイータリー・ミラノ店のメイン・ダイニングが入っています。イタリア料理界で注目の女性シェフ、ヴィヴィアナ・ヴァレーゼが率いるミシュラン一つ☆のレストラン『Alice(アリーチェ』です!

シェフは、南イタリアのアマルフィ海岸起点の町サレルノの出身で、イタリアやスペインの星付きレストランで修業を積んだ後、1999年に25歳の若さで独立し、2007年にミラノ市内にAliceを開きましたが、2014年にイータリー・ミラノ店がオープンした時に現在の場所に移転しています。

お店のロゴからも推察できるように魚料理を得意とするレストランで、イータリーで仕入れている新鮮な魚介類を使用しているようです。

フードマーケット内にあるので、星付きレストランではありますが、旅行者でも敷居を高く感じずに利用しやすいのではないでしょうか。実際、店内はオープンキッチンになっていて、内装もスマートにカジュアルなのが特徴です。

ちなみに平日のランチタイムだと、季節ごとに変わるメニューの中から2種類(前菜とメインでもパスタやリゾットとメインなど組合せ自由)、デザート1種類、グラスワイン、水、コーヒーがついて税サービス込みで55ユーロです。もちろんアラカルトでのオーダーも可能です。

※料金や内容は変わる可能性がありますので、詳細は以下の公式HPから確認して下さい。

<まとめ>

「高級食材フードマーケット」、「食品総合デパート」、「食のテーマパーク」などと言われるだけあって、店内をぐるりと見て回るだけでも楽しめるところです。ちょっとした土産物を探すのにも、イタリアの食文化を垣間見るのにも、さまざまな体験ができそうなスポットです。

営業時間もノンストップで朝早くから夜遅くまで(基本的に)年中無休で開いていますし、食事したついでにお土産選びができたりと、旅行者の方にも便利で重宝だと思います。

イータリーについて紹介されている記事や他の方のブログなどには、10:00~24;00と記載されているものを多く見ますが、実際には8:30オープンです。こちらも以下の公式HPのリンクから確認できます。(※おそらく英語版サイトが10:00~になっているためだと思われます)

※イータリー内レストランの営業時間

Alice 12:30-14:30/19:30-22:00 <日曜休み、事前予約がベター>

Ristorante 12:00-15:00/19:00-23:00

Il Crudo 12:00-22:00

Gastronomia 08:30-22:00

地上階Eat in 11:00-23:00


ミラノ・イータリーはとても広く、3つのフロアーに展開されているので、3回に渡ってレポートしています。

上下の移動はエスカレーター(入口からの導線は上り、出口への導線は下りと左右)に加えて、店内の奥にはエレベーターも左右に1基ずつありますが、ご覧のように中央が吹き抜けになっているのでどこに何があるかが分かりやすいです。

上の写真で左手中央に宙に浮いたように半円形の床が飛び出している部分が見えますが、これは劇場だった頃の舞台部分の名残です。普段はガストロノミア(=デリ、惣菜店)で買ったものをその場で食せるようにイスとテーブルが並べられていますが、時にはここでイベントが行われたり、毎水曜の夕方にはジャズのミニコンサート♪が催されるそうです。

こちらがその『ガストロノミア・コーナー』~イータリー内の一つ上の階にあるミシュラン一つ☆のレストラン『Alice』が監修しているだけあって高級お惣菜となりますが、目の前に並んでいるものを指さして食べたい分だけ量り売りで買えるのが嬉しいですよね。テイクアウトもイートインも可能になっていますし、レストランと違ってランチタイムとディナータイムの合間の時間も営業しているので、到着したばかりで時差がある旅行者には、早めの夕飯が取れる点でも重宝です!

こちらのガストロノミアがある1階(=日本式の2階)フロアーには、他に何があるのか見ていきましょう。(※現地の表記では地上階を0としてカウントするので、日本の2階はイタリアでは1階とりますのでご注意ください!

エスカレーターを上がってすぐに並んでいるのは、『乳製品や加工肉製品のコーナー』です。ここではコンパクトなチーズ工房がガラス張りで見られるようになっていて、モッツァレラなど毎日できたての「フレッシュチーズ」が売られています!

また天井から吊るされている「生ハム(豚の太もも)」もディスプレイ用の偽物ではなくて本当の売り物なんです!!

各コーナーには、何十か月も熟成させた「パルミジャーノ・チーズ」や色々な種類の「サラミ」などがずら~りと並べられています!生ハムなどはスライスしたものがパックになっている他、その場で切って売っているので、旅行者の方はホテルやアパートなどに持ち帰って食べることもできますね。(※肉類は加工品でも輸入規制対象物品となり、基本的に日本へは持ち込めないのでご注意を!

吹き抜けを挟んで反対側には、『肉屋』と『魚屋』が並んでいます。このお肉やお魚、地上階で売られているお野菜などは、調理されたものが2階(日本式3階)のレストランで食べられます!

そして、ミラノでは高級食材のお魚~公営市場や青空市場などでも、これだけの種類の新鮮な魚介を目にできるのは珍しいです。

魚屋の一画には『IL CRUDO』(生という意味のイタリア語)というコーナーがあり、目の前にハイチェアとハイテーブルが並べられて、その場で生の甲殻類が手軽に食べられるようになっています。日本と違って魚介を生で食べる習慣がないイタリアでは、魚介専門のレストランにでも行かない限り生で食べる機会がないのですが、なかなか人気のコーナーとなっているようです。

下の写真は、1枚目の写真の反対側を撮影したものです。つまり舞台の向かい側にあたるので、劇場の客席部分だったところになります。少しカーヴ状になっているのが分かるでしょうか。

写真からも分かるように、吹き抜け部分に沿ってテーブル席が並べられています。

1階(日本式2階)の『レストラン・コーナー』は、「パスタ」と「ピッツァ」を中心としたメニュー構成になっています。更に奥の方(外観で見たガラス張り部分)にも座席が設けられているので、割と広いスペースが取られています。

そして、2階(日本式3階)の『レストラン・コーナー』は、前述したように「肉」、「魚」と「野菜」を中心としたメニュー構成なので、その時の気分に合わせてお店(フロアー)を選び、軽食からメインまで幅広く食事を楽しめるようになっています。

明日は2階(日本式3階)の詳細とまとめをレポートします!


今日ご紹介するのは、ミラノで食材のお土産を揃えたり、食事もできる便利で楽しいスポットです♪

その名もEATALY(イータリー)…つまりEAT+ITALYの造語・・・トリノに本店をもち、今や世界展開もしているイタリア高級食材フードマーケットです。

日本にも百貨店や駅ビルなどに小さな支店が出ていますが、イータリーのミラノ店は特に規模が大きく、豊富な品揃えとハイセンスな陳列で活気に溢れています。食材やワインの他に、お菓子類、キッチン用品、食や料理に関する本、イータリー特製の無農薬基礎化粧品まで、お土産にも喜ばれそうなものが一杯です。お値段はそれなりにしますが、品質や味はレベルの高い商品ばかりです。

こちらが建物の正面~ガラス張りの部分がイータリーです。後方の石造りの住宅上部には❝EATALY SMERALDO❞という文字が見られますが、これは元々あったTEATRO SMERALDO(エメラルド劇場)の跡地を利用して建てられているため、その名前を残して正式名称としているからです。

オープンしてちょうど5年になりますが、開店当初はミラノでも相当な話題となって、連日のように大混雑でした~今も週末のお昼時などは食事目的で訪れるミラネーゼや観光客で賑わっています。

場所はミラノの再開発地区の一つ「ガリバルディ・エリア」にあり、詳細は以前こちらのブログでもオシャレなエリア(☜クリック)ということでご紹介していますので、あわせてご覧ください。

さて、では内部を写真を交えてフロアー毎にご紹介していきましょう。

まずは地上階から~内部に入ると直ぐにレジがありますが、矢印に沿って右側から入りこむとご覧のように吹き抜けになっています。天井もガラスになっているので明るくて開放的です!

吹き抜けの下の中央のスペースに『果物・野菜コーナー』があり、近くにはその日の『お買い得品・お勧め品コーナー』があるので、まずはそこからチェックしておきましょう。

この日は「トリュフ塩」や「ポルチーニ茸のパスタ」など、イタリアのお土産として喜ばれそうなものが目につきました!

木箱を積んでディスプレイしてるのがそうです。また、出口に一番近いところ(写真の奥の方)には『書籍コーナー』と『キッチン用品コーナー』があります。

下の写真がキッチン用品・・・カラフルでオシャレなものや日本では売っていないような便利グッズもセンスの良いお土産候補になりそうですね!

地上階をぐるりと周ると、『オリーブオイル』、『パスタ』、『ジャムやパスタソース等の瓶詰類』、『チョコレート&スイーツ』そして『美容』と各コーナーがまとまっています。

パスタだけでも銘柄・種類共に豊富にあって、日本では見かけないもがたくさんありますよ!

あと地上階にあるのは店内で焼立てのパンを売っている『パン屋さん』と『イートイン・コーナー』です。時間がない時に軽く食事を済ませるには便利ですよね!

ご覧のように、切り売りのピッツァも目の前で焼いたり調理しているので美味しそうです。横には『LAVAZZA CAFFE』や『ジェラート屋』さんも並んでいるので、食後のデザートにコーヒーまで済ませられるのもお手軽です。

明日は上のフロアーをご紹介していきますね!

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