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2月のちょうど真ん中にあたる今日14日はバレンタインデー!たまにはタイムリーにブログをアップしてみようかと思い(笑)こんなタイトルで書いてみることにしました。

バレンタインデーといえば、日本では女性から好きな男性にチョコレートを贈って愛を告白する日~という製菓会社の戦略?によって1970年代頃から定着したイベントですが、近年ではヨーロッパ等の高級チョコレート・メーカーや有名ショコラティエまでが出店して、そのチョコを買うために行列ができるとか。。。💦

そんなバレンタインデーが、ここ「愛の国💓イタリア」が発祥だという話を聞いた事がある方も多いのではないでしょうか?

では、実際にその本家本元のイタリアのバレンタインデー事情は?!...意外と知られていなかったりするのでは・・・ということで記事にしたいと思います。

<ハート形のクッションの裏側にはチョコレートが入っています!>

まずは、簡単なバレンタインデーの歴史・起源のお話から。。。

今から遡ること1750年前のローマ帝国時代、当時の皇帝・クラウディウス2世は、愛する人を故郷に残した兵士がいると軍の士気が下がるという理由で、兵士たちの婚姻を禁止したと言われています。イタリア中部ウンブリア州のテルニという町でキリスト教の司祭をしていたヴァレンティヌス(=ラテン語、イタリア語でヴァレンティーノ)は、婚姻を禁止されて嘆き悲しむ兵士たちを憐れんで、彼らのために内緒で結婚式を行っていました。やがてその噂が皇帝の耳に入り、怒った皇帝は二度とそのような行為をしないようヴァレンティヌスに命令しましたが、彼は毅然として皇帝の命令に屈しなかったため、最終的に処刑されたそうです。この処刑の日が2月14日だったことから、キリスト教ではこの司祭を偲ぶために、後に聖人となった聖ヴァレンティヌスの日として定め、時を経てこの日が現在のバレンタインデーとなったというのが一般的な説です。(ほぼウィキペディアより)

さて、今では世界中で知られるこのお祝いのイベントですが、セント・バレンタインという呼び方はイタリア語の聖ヴァレンティーノを英語読みしたもので、イタリアでは「サン・ヴァレンティーノ」といい、愛の聖人の象徴として恋人たち、夫婦など愛し合うカップル同士の間で愛を確かめあってお祝いする日となっています。

そのため、レストランを予約して一緒に食事に出かけたり、プレゼントの交換をしたりする習慣があるのですが、日本と大きく違うのは、「女性から男性へ」ではなく、むしろ「男性が女性に」プレゼントや花を贈るのが主流となっている点です!

そして、日本と同じようにチョコレートはバレンタインデーの贈り物として人気ナンバーワンでしょう。スーパーマーケットやお菓子屋さんではバレンタイン仕様の商品を用意して店頭やショーウィンドーに並べます。

最初の写真は近所のスーパーマーケット店内の特設コーナーですが、他にもいくつか撮影した写真があるのでご紹介しますね。

定番のハート形パッケージに入ったペルジーナ社のバッチチョコ(イタリア版キスチョコ)は、この時期の限定版です。最近は日本でも発売されていますが、バッチチョコにはフォーチュンクッキーのように一つ一つの包みにメッセージの紙が付いているので、この限定パッケージには「...の愛のフレーズで...彼/彼女のハートを溶かしちゃおう」と書かれています。

ちなみに、裏側には似たようなデザインのリンツ社(スイス)のリンドールもありました。

こちらは別のスーパーマーケットのディスプレイです。ハートの風船や「愛の世界」とか「恋人たちのフェスタ」といったプラカードが掲げられ、バッチチョコの他に色々なメーカーのチョコレートが並べられていました。

チョコレートの他には、一輪の深紅のバラやミニブーケ、鉢植えなどをプレゼントしたりするのが一般的です。

こちらのスーパーの店頭には、フェレッロ社が特設した仮設店舗があり、日本でもおなじみのキンダーチョコやヌテッラクリームがずらりと並んでいますが、店先にはバレンタイン用のお花もたくさん並べられていました。

余談ですが。。。うちの主人もほぼ毎年バレンタインの日はバラをプレゼントしてくれます。ところが、今年はたまたま数日前にすでにプレゼントを買ってもらっていたので、当日のバラの花は無しかな~と思っていたところ・・・ちゃんと忘れずにバラの花を手にして帰ってきました🌹

いくつになっても、どんな機会でも、お花をもらうのって嬉しいものですよね!


2019年の年が明け、あっという間に1ヶ月が経過してしまいました!

このブログでの新年のご挨拶が遅れてしまい、申し訳ありません💦

昨年末より一時帰国して、例年のようにお正月を日本で迎えたのですが、年明け早々に日本でも風邪を引いて寝込んでしまうという、何とも情けない年初。。。かと思いきや!

イタリアへ戻る直前になって、色々なご縁からトントンと話が進み、なんと1週間の間に今年の旅行の企画手配&アテンドが3件(3月、5月、9月)も決定するという有り難く幸先の良い年初でもありました💓

<近所の公園から遠くにCASA MILANを臨んで>

そんな訳で...ミラノへ戻ってからの2週間もバタバタとしていたのですが、月が変わる前に今年のブログ初めをしなくては。。。と一念発起(笑)

ルイジーロは今年も一人でも多くの方々に「素晴らしい旅の想い出作り」をして頂くためのお手伝いをさせて頂きたいと思っております。

皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します!


12月に入ったな~なんて思っていたら、あっという間にクリスマス🎄

中旬はいつ雪が降ってもおかしくないほど冷え込んでいて、私もうっかり風邪を引いて寝込んだり、油断してぶり返したりしていましたが💦ここ数日はお天気で暖かなクリスマスとなっています。

先日ミラノ中心部の様子を見に行って来たら、リナシェンテ・デパートの今年のクリスマス・デコレーションはルミナリエ・スタイルでした!

これを見ると東京出身の私は丸の内の『東京ミレナリオ』(ちょうど2000年を迎える年にあたって“千年祭”を意味するイタリア語から命名されたそうです)を思い出すのですが、日本では元祖で今も継続されていてる『神戸ルミナリエ』が有名ですよね。

実はこの「ルミナリエ」の名前こそイタリア語の「イルミネーション」や「電飾」を意味する「ルミナリア(luminaria)の複数形から由来している言葉なんです!

そのためイタリアでは一般的にイルミネーション全般をルミナリエと言いますが、特にこの何重にも連なるアーチ型のデコレーションを指して「ルミナリエ」と呼ぶことが多いようです。

中でも有名なのは、南イタリアのプーリア州・サレント地方のもので、ここがルミナリエ発祥地としてその歴史も古いそうです。またこの地方では、冬のクリスマスシーズンではなく夏の宗教行事に合わせて大規模なイベントが開催されます。

実際に東京ミレナリオや神戸ルミナリエでは、イタリアからこのルミナリエ専門の職人さんが招聘されて技術指導を受けたとか。。。

こうして日本とイタリアの繋がりを知ることは、イタリアに住む日本人として思いのほか嬉しく感じるのであります♪

では、リナシェンテ・デパートのショーウィンドウの方にも注目してみましょう!

今年はイタリアの高級ブランド『ドルチェ・アンド・ガッバーナ』で飾られていました。

作りがすごく凝っていて可愛いので私も動画を撮ったのですが、検索したら複数のショーウィンドウを編集で繋いでまとめているものがあったので、映像をお借りしてご紹介しますね。

<Posted on Youtube by Fabio Barbalini>

ドルチェ・アンド・ガッバーナといえば、つい先月、中国・上海で行なう予定だったファッション・ショーの広告キャンペーンの一環で公開したビデオに、人種差別的だとの批判が集まってショーが中止となり注目を集めたばかりですよね。

ミラノに本拠をおくイタリア人デザイナーの二人、ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナ自身がモデルとなっていて、道行く買い物客や観光客の目を楽しませてくれました。

なお、イタリアではクリスマス翌日の26日も「聖ステファノの日」という祝日となっていて連休です。日本のお正月のように家族や親戚が集まって家で過ごすため、この2日間は商店だけでなくレストランやスーパーマーケットもお休みになるので、旅行でいらっしゃる際はご注意くださいね!

さて、2018年も間もなくカウントダウンです。このブログも時々しか更新できませんでしたが、続けてきて本当に良かったと感じています。

来年はなるべくタイムリーに、そして役立つ情報をたくさん掲載していきたいと思っていますので、今後とも宜しくお願い致します。

皆様も健康に気をつけて、どうぞ良いお年をお迎え下さいませ!!

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