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バレンタインデー発祥の国では!

  • 執筆者の写真: 舞緒ルイ
    舞緒ルイ
  • 2019年2月14日
  • 読了時間: 4分

2月のちょうど真ん中にあたる今日14日はバレンタインデー!たまにはタイムリーにブログをアップしてみようかと思い(笑)こんなタイトルで書いてみることにしました。

バレンタインデーといえば、日本では女性から好きな男性にチョコレートを贈って愛を告白する日~という製菓会社の戦略?によって1970年代頃から定着したイベントですが、近年ではヨーロッパ等の高級チョコレート・メーカーや有名ショコラティエまでが出店して、そのチョコを買うために行列ができるとか。。。💦

そんなバレンタインデーが、ここ「愛の国💓イタリア」が発祥だという話を聞いた事がある方も多いのではないでしょうか?

では、実際にその本家本元のイタリアのバレンタインデー事情は?!...意外と知られていなかったりするのでは・・・ということで記事にしたいと思います。

<ハート形のクッションの裏側にはチョコレートが入っています!>

まずは、簡単なバレンタインデーの歴史・起源のお話から。。。

今から遡ること1750年前のローマ帝国時代、当時の皇帝・クラウディウス2世は、愛する人を故郷に残した兵士がいると軍の士気が下がるという理由で、兵士たちの婚姻を禁止したと言われています。イタリア中部ウンブリア州のテルニという町でキリスト教の司祭をしていたヴァレンティヌス(=ラテン語、イタリア語でヴァレンティーノ)は、婚姻を禁止されて嘆き悲しむ兵士たちを憐れんで、彼らのために内緒で結婚式を行っていました。やがてその噂が皇帝の耳に入り、怒った皇帝は二度とそのような行為をしないようヴァレンティヌスに命令しましたが、彼は毅然として皇帝の命令に屈しなかったため、最終的に処刑されたそうです。この処刑の日が2月14日だったことから、キリスト教ではこの司祭を偲ぶために、後に聖人となった聖ヴァレンティヌスの日として定め、時を経てこの日が現在のバレンタインデーとなったというのが一般的な説です。(ほぼウィキペディアより)

さて、今では世界中で知られるこのお祝いのイベントですが、セント・バレンタインという呼び方はイタリア語の聖ヴァレンティーノを英語読みしたもので、イタリアでは「サン・ヴァレンティーノ」といい、愛の聖人の象徴として恋人たち、夫婦など愛し合うカップル同士の間で愛を確かめあってお祝いする日となっています。

そのため、レストランを予約して一緒に食事に出かけたり、プレゼントの交換をしたりする習慣があるのですが、日本と大きく違うのは、「女性から男性へ」ではなく、むしろ「男性が女性に」プレゼントや花を贈るのが主流となっている点です!

そして、日本と同じようにチョコレートはバレンタインデーの贈り物として人気ナンバーワンでしょう。スーパーマーケットやお菓子屋さんではバレンタイン仕様の商品を用意して店頭やショーウィンドーに並べます。

最初の写真は近所のスーパーマーケット店内の特設コーナーですが、他にもいくつか撮影した写真があるのでご紹介しますね。

定番のハート形パッケージに入ったペルジーナ社のバッチチョコ(イタリア版キスチョコ)は、この時期の限定版です。最近は日本でも発売されていますが、バッチチョコにはフォーチュンクッキーのように一つ一つの包みにメッセージの紙が付いているので、この限定パッケージには「...の愛のフレーズで...彼/彼女のハートを溶かしちゃおう」と書かれています。

ちなみに、裏側には似たようなデザインのリンツ社(スイス)のリンドールもありました。

こちらは別のスーパーマーケットのディスプレイです。ハートの風船や「愛の世界」とか「恋人たちのフェスタ」といったプラカードが掲げられ、バッチチョコの他に色々なメーカーのチョコレートが並べられていました。

チョコレートの他には、一輪の深紅のバラやミニブーケ、鉢植えなどをプレゼントしたりするのが一般的です。

こちらのスーパーの店頭には、フェレッロ社が特設した仮設店舗があり、日本でもおなじみのキンダーチョコやヌテッラクリームがずらりと並んでいますが、店先にはバレンタイン用のお花もたくさん並べられていました。

余談ですが。。。うちの主人もほぼ毎年バレンタインの日はバラをプレゼントしてくれます。ところが、今年はたまたま数日前にすでにプレゼントを買ってもらっていたので、当日のバラの花は無しかな~と思っていたところ・・・ちゃんと忘れずにバラの花を手にして帰ってきました🌹

いくつになっても、どんな機会でも、お花をもらうのって嬉しいものですよね!

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