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ミラノは本格クリスマスモード!🎄

  • 執筆者の写真: 舞緒ルイ
    舞緒ルイ
  • 2016年12月8日
  • 読了時間: 4分

昨日の聖アンブロージョの日はミラノだけの祝日でしたが、今日12月8日はインマコラータというイタリア全国の祝日です!

正式には、Immacolata Concezione(日本語では‘無原罪の御宿り’と訳される)と言って、宗教的な祭日になります。

その教義は、「マリアはイエスを宿した時に原罪が潔められた」という意味ではなく、「マリアはその存在の最初(母アンナの胎内に宿った時)から原罪を免れていた」<ウィキペディアより>とされているそうです。つまり、聖母マリアの誕生日とされている9月8日から9か月遡った日(日本とは懐妊期間の数え方が違うのですよね)=12月8日がマリア様が懐胎した日として定められた訳です。(実は私もずっと前者の意味だと思っていました。)

何はともあれ、ミラノは毎年必ず連休!!今年はカレンダー的に水&木と週中のため、学校や企業などは金曜日もお休みにして飛び石連休(イタリアではポンテ=橋と言います)になるのです。

とは言っても、クリスマス前の書き入れ時なので、中心部のスーパーマーケットや商店街は普通に営業しているところがほとんどです。

さて、12月に入ってからミラノ市内もすっかりクリスマス・モードになっていることは先日も触れましたが、ミラノでは昨日のスカラ座の開幕の他に、7日の聖アンブロージョの日からと伝統にしていることがもう一つあります。

それは、ミラノの大聖堂広場(Piazza del Duomo)に設置される巨大なクリスマスツリーの点灯式が行われることです🎄

こちらは6日に撮影した写真...そのため、まだツリーの周りにはクレーン車や梯子などがあり、デコレーションの作業中でした。右手に見えるスピーカーは点灯式のイベントで歌手や聖歌隊が歌っていたためと思われますが、これは景観を損ねるので直ぐ撤去して欲しいですよね(苦笑)

そして、次の写真が昨日の点灯式後のツリーの様子...(ウェブニュースから写真を拝借しました)

トレンティーノ州から運ばれてきた高さ28メートルの大木に、全長6キロメートルに及ぶLED球5万4千個が巻き付けられ光を放っていて何ともゴージャス!✨

さらに広場は身動きができないほど人が集まって来ている様子も見て取れますね。

例年どこかの企業がスポンサーとなり、このツリーの‘飾りつけ権’を獲得するのですが、今年はデンマークのジュエリー・メーカー『PANDORA』がスポンサーのようです。

昨年はEXPOイヤーということもあってかミラノ市自体がスポンサーだったようですが、これまではイタリアのお菓子メーカー『Motta』、ドイツの国際輸送物流会社『DHL』、ミラノの時計メーカー『GaGà』、そしてアメリカの宝飾ブランド『Tiffany』といった顔ぶれで、今年はどんなツリーの飾りつけになるかというのが話題となり、ミラネーゼの楽しみとなっています!

そして、大聖堂広場とスカラ座広場を結ぶショッピング・アーケード=ヴィットリオ・エマヌエレ2世のガレリアの中央部にも一昨年からツリーが再び設置されるようになり、こちらは3年連続でオーストリアのクリスタル・ガラス製造会社『SWAROVSKI』がスポンサーとなっています。

高さでこそ大聖堂広場のツリーには及びませんが、スワロフスキーだけあってオーナメントがすべてクリスタルでできていて、その数なんと1万個!加えてLEDライトも3万6千個と、豪華ながらも品があってとても素敵です☆彡そのオーナメントをアップで見てみましょう!

いかがでしょう?ミラノのクリスマスの雰囲気を少し味わって頂けたかと思います♪

これらのツリーやイルミネーションは来年1月6日の公現祭の祝日まで見ることができます。

最後に私の住む近所のショッピング・センターのクリスマス・マーケットの様子をを少しだけ。。。

ツリーはご覧のようにシンプルでスッキリとした感じなので、大聖堂広場やガレリアのものを見た後だと寂しく感じますが、これはこれでキレイです。

手前の小屋では、家庭用のツリーそのものや、それに飾り付けるオーナメントやデコレーションなどを販売していますが、他にも、食料品や小物などクリスマスの時期に合わせたブースが並んでいます。

こちらは、ショッピング・センター内のお店で購入した品物を無料でラッピングしてくれるサービスです。なんといってもサンタクロースのコスチュームを着た女の子たちが可愛いですよね♡🎅

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