新生ACミランへの期待が急加熱中!
- 舞緒ルイ
- 2017年8月2日
- 読了時間: 4分
暑い夏を迎えているここミラノで最近ヒートアップしている、別の意味で熱~い話題があるのでお届けしますね♪
その熱い話題の発信元がここ👇~2014年にサッカークラブ・ACミランの本部として完成した「カーザ・ミラン」<CASA MILAN>(カーザはイタリア語で家という意味)です!

それまで市内中心部のビルの一画にあった本部オフィス機能を移転するだけでなく、ミュージアムとショップ、さらにはカフェ/レストランも入っています。
何がヒートアップしているかというと、まずは間もなく始まる新シーズンの年間シート(シーズンチケット)が物凄い勢いで売れているそうです。
8万人収容できるサンシーロスタジアムですが、ここ数年は成績が振るわず低迷が続いていたせいか、昨年の年間シート保有数は1万6千席ほどだったそうです。その中の約9割は既に更新がされていて、更に新規の受付が始まった当日(7/31)は、発売開始して数時間で約6千席が売れたということで、これだけで既に2万人は継続的に観戦に行くという計算になります。
この数字がどこまで伸びるかは今後のミランの成績次第なのですが、クラブとしては最終的に全体の半数以上を年間シートで埋めたい意向だとか。。。
(そうなると一般の販売枠が少なくなるので、日本のサッカーファンは取りづらいことに・・・)
私自身は年間シートを買うまでの熱はないのですが、それでも時々はスタジアムに観戦に行ったり、今はルイジーロとしてチケットの予約代行をしていることもあり、先日ちょうどファンクラブの会員カードの更新のために訪れた7月中旬…すでにチケット売り場の窓口には列ができていました。

そして、次の写真が年間シートの新規受付が始まった日(7/31)のものです。長蛇の列というか、人で溢れている感じ!

実は、このチケット売り場の行列にはもう一つ理由があって、それは明日(8/3)ミラノのサンシーロ・スタジアムで行なわれるヨーロッパリーグの予選3回戦「ミランvsクライオヴァ」のチケットを買うために並んでいる人もいるからなのです。
まだ予選で、しかも相手チームはほぼ無名のルーマニアのクラブだというのに、既に5万7千枚のチケットが売れたというのですから、驚異的な数字だと騒がれています!
少しだけ背景を説明させて頂くと、ヨーロッパ有数のビッグクラブとして数々のタイトルを手にしてきたACミランですが、昨シーズンまで31年に渡ってオーナーだったベルルスコーニ氏がここ数年は不況にあえぎ、選手の大型補強に踏み切れずに低迷時期が長引くという悪循環が続いていました。
どれくらい低迷していたかというと。。。最後にセリエAで優勝したのが7季前の2010/2011シーズン、それ以降は段々と順位を下げて、皮肉にもカーザミランが完成し本田選手が加入した2014年には、とうとう8位という不本意な成績で終わったため、それまで常連だったUEFA(欧州サッカー連盟)主催のリーグ戦の出場権さえも失ってしまいました。
それ以降4シーズンに渡り成績不信が続いていたのですが、昨シーズンは辛うじて6位で終えたため、今年は4年ぶりにヨーロッパの舞台へと返り咲いたのです!
(本田選手はそういう意味でも本当に不運だったと言われています。。。)
そして、ベルルスコーニ氏がクラブを中国の会社に売却したため、新たなオーナーの元で大幅な改革が始まり、その手始めとして夏の移籍市場では中国マネーによる大型補強が行われています。
具体的には、ポルトガル代表でクリスティアーノ・ロナウドの後継者として注目されている若手のフォワード=アンドレ・シウバ選手や、現在6連覇中のイタリア王者ユヴェントスの中心選手の一人でイタリア代表としても活躍しているディフェンダー=レオナルド・ボヌッチ選手をはじめ、10名以上の選手を獲得しています。
また、昨シーズンのミランで若干18歳にして正ゴールキーパーとして活躍し、イタリア代表ではブッフォンの後継者として期待されているジャンルイジ・ドンナルンマが他のクラブへの移籍が噂されていた中で、最終的にミラン残留を決めたことも後押しして、シーズン開幕に向けてファンの期待が一挙に高まったと言われています!!
さあ、まずは明日の試合に勝って(先週のアウェー戦に勝っているので実は引き分けでもOK)、このサポーターの熱い期待に応えてもらいましょう(^^♪
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