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ヘルシー志向なミラネーゼ

  • 執筆者の写真: 舞緒ルイ
    舞緒ルイ
  • 2016年6月8日
  • 読了時間: 3分

今回は、ちょっと身近なミラノでの生活についてご紹介したいと思います。

近所にあるショッピングセンターの一角に比較的大型のスーパーマーケットがあるのですが、最近そこの店舗内の一部がリニューアルされました!

ご覧のように、いま日本でも流行っているらしい?ビオ(BIO)とか、ヴィーガン(VEGAN)にヴェジタリアン(VEGITARIAN)とか、グルテンフリー(Guluten free)などといった、健康にこだわっていたり、アレルギーなどを持っている人にとっては欠かせない専用のコーナーが設置されたのです。

これまでも、他の商品に紛れて少しは売られていたのですが、今回のリニューアルによって画期的に大幅に種類が増えました。 きっと今までは、そういった専門の商店に行かないと手に入らなかったものが、地元のスーパーマーケットにも置かれるようになったということで、斬新なイメージを持ちました。

つまり、それだけ需要が増えてきたということですよね。

イタリアの中でも、商業経済の中心地でもあり、ヨーロッパの中でもファッションのリーダー的位置を占めるミラノだけあって、そこに住む人たち=ミラネーゼの健康志向への意識がそれだけ高いことを実感しました。

実は我が家でも2年ほど前から、あることを契機に、食生活を抜本的に変えています。

例えば、パスタはインテグラーレ(全粒粉のもので、お米でいうと玄米)、パンは黒パンやシリアルの入ったもの、そして基本的にシュガーフリーといった具合です。

イタリア料理って言われて、おそらく皆さんがパッとイメージされるのは、パスタとかピッツァだと思いますが、これってまさに炭水化物だらけ!

なので、意識してお野菜を採ったり、お肉ばかりでなくお魚も食べるようにしないと、栄養バランスが偏ってしまいがちです。

イタリアでは、地域にもよるのですが、新鮮なお魚がなかなか手に入りにくく、あったとしてもお肉よりも高価です。

それでも、ここ近年の日本食ブーム=お寿司ブームは目を見張るものがあります。特にミラノでは、中華料理店だったところが日本食レストランになったり、新しくオープンしているため、街の至る所で「SUSHI」という文字を目にします。

左の写真は、同じスーパーマーケット内に新設されたお寿司コーナー。握っているのは中国の方ですが、大型チェーンのスーパーに比べ、握りたてのお寿司がが買えるのが嬉しいですよね。

ミラノには駐在員も多いことから、本物の日本食レストラン(日本人経営で厨房でも日本人が調理をしている)も多くあるのですが、そういったお店でさえ、実際に来店している客層を見ると、日本人よりもイタリア人の方が多くなっている傾向にある気がします。

もともと魚を生で食す習慣がなかったイタリアで、これだけお寿司が受け入れらることになろうとは、10年前では想像もできませんでした。やはり「和食=ヘルシー」という図式が世界的にも認められ始めているのでしょう。

そうはいっても、中国人経営の日本食店の多くは、ALL YOU CAN EAT方式(いわゆる食べ放題!)が多いので、私が頼む1人前相当のお寿司を3回くらいお代わりしたり、お寿司以外の一品料理をたくさん注文したりする人も多くみかけます。これでは、いくらヘルシーな食事とはいえ、ちょっと食べ過ぎになっちゃいますよね~(笑)

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